猫を飼う上で必要なお手入れの一つ、ブラッシング。
ただ、猫はもともと自由を好み拘束されることを嫌う性格のため、ブラッシングが苦手な猫も多いと思います。
「どうやってブラッシングしたら良いか分からない」と悩んでいる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
猫にブラッシングする時の注意点と、嫌がるときの対処法について紹介していきます。
猫にブラッシングする時の注意点は?

猫が「嫌がるから」と言ってブラッシングをしないと、毛繕いの際に沢山の毛を飲み込んでしまいます。体内で毛をうまく処理できないと「毛球症」(体内に毛玉が溜まる病気)を発症する場合があります。
猫にブラッシングする時はどのような点に注意すれば良いでしょうか。
◆ブラッシングをする頻度
猫にブラッシングをする頻度は短毛種か長毛種かで異なります・
・短毛種:換毛期で週に2~3回
・長毛種:換毛期で毎日
飼い主によって差はありますが、だいたいこれくらいを目安にしましょう。
◆長時間ブラッシングをし過ぎない
猫は長い時間拘束されることが嫌いです。
ブラッシングは猫のストレスにならないよう、短毛種の場合5分以内で終わらせるようにしましょう(長毛種の場合はもう少しかかります)。
猫が嫌がっていなくても、素早く行うことを意識してください。
◆抜け毛が出なくなるまでブラッシングをしない
猫をブラッシングしていると「やってもやっても抜け毛が出る」ということがありますが、抜け毛が出なくなるまでブラッシングをするのはNGです。
抜け毛だけではなく生えている毛まで抜いてしまう可能性があるからです。
同じ場所のブラッシングは数回にとどめるようにしましょう。
◆力を入れすぎない
ブラッシングをする時に力を入れ過ぎると、猫の皮膚を傷つけてしまうことがあります。
猫の皮膚はとても薄く傷つきやすいのです。
ブラッシングは親猫が子猫に毛繕いしてあげるような感覚で、優しく行いましょう。
◆猫の種類(短毛・長毛)によって合うブラシを選ぶ
短毛種か長毛種かにより、適したブラシを選びましょう。
おすすめのブラシの種類を紹介します。
・短毛種::ラバーブラシ
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・長毛種::スリッカーブラシ(ピンが柔らかいソフトタイプ)、コーム(仕上げ用)
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ラバーブラシはブラシ自体が柔らかくて猫の皮膚を傷つけにくく、マッサージ効果もあるのでお薦めです。ただ、長毛種には表面をなでているだけになってしまいます。
長毛種の場合、毛玉ができているときは無理に引っ張らず、毛玉の周辺の毛の束を取り、手で丁寧にほぐしましょう。その後コームで毛先から少しずつとかして仕上げます。
嫌がるときの対処法は?
猫がブラッシングを嫌がる場合はどのように対処すれば良いでしょうか。
猫によって個体差はありますが、対処法をいくつか紹介します。
◆まずは手で撫でて慣らす
ブラッシングを嫌がる猫にいきなりブラシを出すと、必ず警戒されます。
まずは猫がリラックスした状態のときに、手で顔周りなどをマッサージするように撫でて安心感を与えてあげましょう。
ブラッシングするときも頭から身体へと自然な流れで行いましょう。
手ぐしからブラシへと、毛をとかす感覚に慣れさせることが大事です。
◆一気に終わらせようとしない
ブラッシングが苦手な猫には、一度に全身をブラッシングしようとせず「今日は背中」など、少しずつ済ませるようにしましょう。
時間がかかると猫のストレスになり、どんどんブラッシングが嫌いになってしまいます。
◆終わったあとご褒美(おやつ等)を与える
ブラッシングが終わった後「偉かったね」「頑張ったね」と、おやつなどのご褒美を与えるのも一つの手です。
「ブラッシングしたらおやつが貰える」と猫が学べば、おとなしくブラッシングさせてくれるようになるでしょう。
◆普段からブラシに慣れさせる
得体の知れない物を急に出されたら、猫は警戒してしまいます。
普段からブラシでじゃれさせたり、ブラシの存在に慣れさせると良いでしょう。
◆嫌がる場合は無理強いしない
嫌がる猫に無理やりブラッシングを続けるのはNGです。激しく拒む場合は手を止めましょう。手ぐしで「触られる」感覚に慣れさせることから始めてください。
まとめ
いかがでしたか?
そもそも「ブラッシング」は猫と飼い主のスキンシップです。
親猫が子猫に毛繕いしたり、猫同士がお互いを舐めあったりする姿はよく目にしますよね。
「毛繕い」は猫が好きな行為ですから、ブラッシングも慣れれば嫌がるどころか好きになって、ブラシを見せるだけで寄ってくる猫もいるほどです。
ブラッシングが、猫と飼い主の大切なコミュニケーションの一環となると良いですね。
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