飼っている猫や外にいる猫がゴロンと仰向けになる姿を見ることがありますよね。
猫が仰向けに寝る姿のことを猫好きの間では「ヘソ天」と呼ばれ、猫の愛らしい一面として人気の高いポーズでもあります。
でも、猫が仰向けになる理由はなんでしょうか?
「信頼してくれている証拠」と考える人も多いと思いますが、それ以外の理由もあるのでしょうか?
今回は猫が仰向けになる理由や、その時の猫の気持ちなどを紹介していきたいと思います。
猫が仰向けになる理由は?

猫が仰向けになる理由は、大きく分けて二つあります。
それは「信頼」と「威嚇」です。
真逆のイメージの理由というのは不思議ですが、同じ「仰向け」でも猫を見るとその様子は全く違ったりします。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
<信頼してくれている証拠?>
動物にとってお腹は急所です。
猫のお腹の部分は臓器を守る役割がありますが、骨で覆われておらずとても無防備な場所です。本来、仰向けになることはとても危険な行為なのです。
そのため野生の猫が仰向けになってゴロゴロすることは滅多にありません。
猫が仰向けになるのは、安全な環境にいて警戒心の無いときです。
飼い主さんの前で仰向けになるのは「飼い主さんを信頼している」証と言えます。
猫は「危害を加えられる心配がない」と安心しているんですね。
そんな、猫が仰向けになり「安心している」時の気分についてもう少し詳しく紹介します。
◆甘えている
猫は「甘えている気分」のときにも仰向けになることがあります。
これは、子猫の時に母猫に可愛がってもらいたい時やおねだりしたい時に、お腹を見せて手足をバタバタさせていた名残の行動です。
飼い主さんの前で仰向けになりゴロンゴロンと転がるような仕草をするときは、飼い主さんに甘えたい気分なのかもしれません。
◆遊んでほしい
猫は「遊んでほしい」「かまってほしい」といった気分の時にも仰向けになることがあります。
クネクネしたりゴロンとなって気を引こうとしているのです。
子猫では「ベリーアップ」と呼ばれ、遊びの行動のひとつであります。
一度このようにして飼い主さんにかまってもらえたり褒めてもらえると、「こうすればかまってもらえる!」と学習して、より積極的にやるようになることもあるようです。
◆リラックスしている
猫はリラックスした気分のときに、仰向けになったまま伸びをしたり、そのまま長くなって寝ていたりします。
暖かくて気持ちの良い日向でも、猫のそんな姿を見ることがありますよね。
警戒心が解かれて、のんびりした気持ちになっているんですね。
見ていると、こちらも和んでしまいます。
◆暑い
猫は「暑い」と感じたときも、仰向けになっていることがあります。
快適な温度で気持ちが良くて仰向けになる場合もありますが、暑いときには体温を逃そうとしてこのような行動をとることがあるようです。
ちなみに、猫が快適と感じる気温は25℃~28℃といわれ、それ以上になると暑いと感じるかもしれません。
<威嚇している?>
猫が仰向けになる理由として「威嚇している」場合があります。
ここまで見てきた理由とは真逆の行動ですが、この場合は様子が異なります。
・瞳孔が細くなる
・耳が横向きになる
・息が荒くなる
このような時は、むやみに猫に触ったりかまったりするのは止めましょう。
しかしながら、野良猫ではなく飼っている猫がこんな威嚇をする場合は、原因を考えた方が良いでしょう。
何か猫の怒りをかったり、恐怖を感じさせたり、嫌な思いをさせたりしている理由があるはずです。
猫が仰向けになっている時に注意すること
<むやみに触らない>
先にもお話した通り、お腹は猫にとって急所であり、お腹を触られることが嫌いな子が多いです。
猫が安心して仰向けになっている場合でも、むやみにお腹を触ったり撫でたりしなようにしましょう。
急に触られると、猫は反射的に身を守ろうとして引っ掻いたり噛みついたりしてくることがあります。
「やめて!」という意思表示でもあり、しつこいと猫に嫌われる原因にもなります。
ただ、お腹を触られることに慣れる猫もいます。
少しずつ触ることで抵抗感を減らし「お腹を触られることは怖くない」と思ってくれるようになると良いでしょう。
それでも、猫は気まぐれな性格なので、様子を見ながら優しく撫でてあげて、
嫌がるようなら止めるようにしましょう。
基本的には「仰向けになっている時にはむやみに触らない」のがいいかもしれませんね。
<元気がない時は要注意>
猫が「仰向け」といわないまでも横倒しになっている時は、具合が悪くてぐったりしていることもあります。
リラックスしているのか判断が難しいところですが、元気がない場合は病気が進んで体力が奪われている可能性があるので注意しましょう。
また、猫が仰向けになって手足が震えている場合も要注意です。
起きている時に元気なら、寝ている時に夢を見て震える場合や、不自然な格好で寝て痺れている場合もあります。
もし激しい震えが長く続いたり、声をかけても反応がなかったりしたら「ひきつけ」や「てんかん」などの病気の可能性があります。
猫の様子に異常が見られる場合は、獣医さんに診てもらうなど早めに対処することが大切です。
まとめ
猫がゴロンと仰向けになっている姿は猫好きさんにとって、たまらなく愛くるしいものです。
そんな時、猫がどんな気持ちなのか察してあげると、猫も人もお互いに快適に過ごすことができるでしょう。
いつでも猫が「幸せなヘソ天」をしてくれる環境をつくれると良いですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。。
カナガンキャットフード詳細はこちらからどうぞ!
↓↓↓
